Translation Resources for Local Governments (TR4LG)
円滑な多言語情報発信を可能にする
自治体横断型翻訳資源の構築
科研費・基盤研究(B)・23K28378・2023〜2026年度
新着情報
2024.09.08 日本通訳翻訳学会第25回年次大会(JAITS 2024)にて発表
「日中対訳用語集構築に向けた翻訳の規準と手続きの明確化:被災者支援分野を対象に」(朴、山浦、宮田)
「多言語情報発信を支援する自治体横断型翻訳資源の構築:プロジェクトの理念、枠組み、現状」(宮田、阪本、藤田、香川)
2024.04.15 TAUS in Tokyo 2024にて発表
“Building and Sharing Translation Resources for Local Governments”(宮田)
2024.04.03 自治体文書を対象としたデータセットを公開(MTPEdocs/QEdatasetJaEn/DecomposedMTPE)
2024.03.15 NLP2024ワークショップ「自治体における生成AI(ChatGPT)の利活用と問題点」にて発表
「自治体情報の多言語化支援の取り組み」(宮田)
2024.03.12 NLP2024にて2件発表
「機械翻訳向け原文編集の支援に向けた日英翻訳品質推定データセットの設計と構築」(島田他)
「テキスト編集事例の編集操作への自動分解」(山口他)
2023.07.12 プロジェクトウェブサイト公開
研究概要
本研究では、自治体による住民向けの多言語情報発信を支援するために、自治体横断的に利用できる翻訳資源を構築し、公開します。
翻訳資源は、大きく以下の3種類から構成されます。
翻訳文書アーカイブ:各種の情報を付与し、整理した対訳文書の集合
拡張翻訳メモリ:内容・スタイル・用語を統制し、テンプレート化した対訳文の集合
統制対訳用語集:標準的な表記を定めた対訳用語集
これらを用いることで、文書・文・用語の各レベルでのテキストの再利用と統制が可能となります。また、翻訳資源を訓練データとして活用した機械翻訳を実装します。構築した翻訳資源は、多面的に評価・検証した上で、その利用ツール・ガイドとともに公開します。